今週、東京で「ソーシャルメディアウィーク東京」が開幕し、田原総一郎氏らによる討論など、さまざまなセッションが行なわれている。ドイツ、イギリスなど世界12カ国で同時に行なわれる世界規模のイベントで、今年で7回目。日本では今年、初めての開催となった。17日まで、約50のセッションが組まれ、ソーシャルメディアが切り開く今後のコミュニケーションについて、議論が交わされる。
<共感、共有で"つながり"を作る場>
リアルタイムに、ウェブ上の仲間とともにスポーツ観戦を楽しんだり、ライブなどの音楽イベントを観たり...。フェイスブック、ユーチューブなどソーシャルメディアのユーザーが世界的に増え、そのメディアとしての影響力が高まってきている。
一方通行だったこれまでのメディアと違い、多くのユーザーが自己表現できる場であり、ウェブ上で双方向につながり、動画などを共有し、ウェブを通じてともに感動を味わうことができる。
誰でもどこでもリアルタイムに世界中で、他者とのつながりを作ることができるソーシャルメディア。「時間を取られる」という弊害はあるものの、プライベートな場面、ビジネスシーンでのコミュニケーションツールとして、欠かせないインフラとなってきている。
<ミクシィ笠原社長「地域密着型目指す」>
14日、日本発SNSの今後の展望について、ミクシィの笠原健治社長が講演を行なった。2004年に立ち上がったミクシィが、日本でのSNSをリードしてきたが、このところフェイスブックの追い上げが激しい。
笠原社長は「フェイスブックと比べると、ミクシィは親しい友人同士の強いつながりを持ってもらうことを目指している」と、ビジネスマンなどの利用が多いフェイスブックよりも、プライベートグラフに力点を置いていると話す。フェイスブックなどのライバルとのすみ分けを図るため、ミクシィは、友人同士、ロケーションの近いユーザー同士でのつながりをより深めるサービスを強化していく公算。ツイッター、ディーエヌエーなどの競合と見られていた同業他社との連携を行ない、次々にゲーム、アプリの新作を打ち出している。
14日には、ツイッターと連携した「Pelo」という地図を使って位置、行動をシェアできる新作アプリをリリースしたばかり。笠原社長は、「ユーザー同士の心地の良いつながりを創出していきたい。小規模事業者向けの広告サービスなどに注力して、地域の満足度の高い消費に一役買うことで、地域活性化にも貢献したい。ローカルのかけ橋になっていきたいと思っている」と今後のビジョンを語った。
個人が情報を発信できるだけでなく、離れて暮らす家族、友人などとの"つながり"の核となることもできるソーシャルメディア。これまであったメディアの概念が、根本から変わったと考えた方がいいかもしれない。
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